骨粗しょう症の治療法

「骨粗しょう症」の治療法には、大きく分けて三つあります。

薬物による治療

従来から、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの骨の栄養素や、骨が壊されることを抑制する薬剤が多く使われています。さらに、最近は骨形成を促進する副甲状腺ホルモン薬も使用されるようになるなど、患者さんの骨の状態によって最適な薬剤を選ぶことができるようになってきています。
しかし、せっかく新しい薬剤が開発されても、約半数の方が1年で処方どおりに服薬しなくなり、 5年後には約半数の方が服薬を辞めてしまうと言われています。

骨粗しょう症による骨折を防止するためには、治療を継続することが重要です。

運動による治療

運動することにより筋力が増強し、さらにバランス感覚が良くなり、転倒しにくくなることが期待されます。最近は、運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態であるロコモティブシンドローム(運動器症候群)の対処法として、ダイナミックフラミンゴ療法が注目されてきています。この療法では、片方の脚で左右各1分間立ち、これを1日3セット実施することが望ましいと言われています。しかし、転倒しないように注意が必要です。

食事による治療

カルシウムは骨を構成する重要な成分の一つで、カルシウムを吸収するためにはビタミンDが必要です。さらに、骨にかかわる成分としては、ビタミンKやタンパク質なども必要です。したがって、カルシウムだけではなくバランスのとれた栄養を摂取することが大切です。また、治療のために必要なカルシウムの量としては、一日当たり700〜800rがすすめられていますが、摂取のしすぎには注意が必要です。

カルシウム : 牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品
ビタミンD : サケ、ウナギ、サンマなどの魚類、きのこ類
ビタミンK : 納豆、緑色野菜、果物と野菜
たんぱく質 : 肉、魚、卵、豆、穀類など

 

ページの先頭へ