患者様の声(脊椎圧迫骨折の新しい治療法BKPの体験談)

東川 綾子さん(仮名) 70代

BKPに至るまでの、経過をお教えください。

脊椎の骨折を3度経験しました。

まさか自分がせぼねを骨折するとは想像した事も有りませんでした。
最初はぎっくり腰だと思い整体にかかり、その後一般整形外科の開業医の先生を受診しました。X線の検査で脊椎圧迫骨折の診断を受けました。1か月くらいさらしを巻いて安静にしていると痛みは少し治まってきて、ある程度は動けるようになりました。
ところが2年経っても痛みは無くなりませんでした。

2軒目の一般整形外科の開業医の先生を受診したところ、“年だから、腰の痛みくらい仕方がない”といった感じでした。そのため、骨粗しょう症の治療もされず、電気治療のみでした。でも、本人としてはこの痛みは普通では無いと思いました。
3軒目は脊椎の専門医を受診。今度はCTも撮影していただきました。

その後、別な専門医に紹介されて受診しましたが、4軒目は予約が一杯で診察して頂くまでに2か月間待ちました。診断がついて、原因がわかってほっとしたのを覚えています。その頃には足にしびれも出ており、脊椎固定術を受けました。この手術で、すっかり良くなったのですが、術後の経過が良くなかったために2か月入院、そのうち1ヶ月は寝たきりの生活を送りました。

2度目の骨折は、安静にしていると、痛みは治まってきましたが、3ヶ月後に転倒して3度目の骨折をしました。この時、前回受けたような手術は2度と嫌だと思いました。寝たきりの時は食事も横になったままで、自尊心を保つことが難しい生活でした。
痛みが治っても筋力が低下し、他の部分が悪くなったりするからです。

時期が来れば骨がつくと言われましたが、痛みは増強。 ゆっくりと10m歩いては休み、また歩くといった状態です。旅行や楽しみは奪われた状態でした。そのままの生活に対する不満と、痛みが続くことへの不安感がつのりました。

ある日、病院に貼ってあったせぼねの病気に関する新しい治療方法のシンポジウムのポスターが目にとまり、参加してみました。そこで“経皮的椎体形成術”(BKP治療)を知りました。是非その治療を受けてみたいと思い主治医に相談しました。残念ながら、その病院ではその治療法は当時実施されておらず、遠方にある病院ではありましたが、専門の先生をご紹介頂きました。

BKPを受けてみて、如何でしたか?

衝撃的でした。“手術を受けた”という実感が、全く湧きませんでした。
それほど、私が過去に受けた手術とは違いました。

手術の数時間後に、主治医の先生から「起きてごらん」と言われました。もちろん起き上がることは出来ました。痛みも無くなっていました。驚くことに一人で歩くことも出来ました。

翌日には、2時間ほど病院を出て市内を歩き、食事までして病院に戻りました。その2日後には退院し、お土産をいっぱい買って、飛行機に乗って戻りました。迎えに来ていた家族が、びっくりしていました。入院するときには10m毎に痛みが治まるまで休まなければならず、外来の待合室から診察室まで歩くのも大変。それが1週間も経たないうち一人でお土産を抱えて帰ってきたのです。

手術は短時間で終わり、出血も少なく、痛みもすぐに良くなり、すぐに以前の生活に戻ることが出来る。この実際の価値は、私が過去に受けたような手術を受けたことのある人にしかわからないかもしれません。

今は、海外旅行にも行くことが出来ますし、人生のゴールも変わってきたような気がしています。

同じ病気で悩まれている方々及びそのご家族に一言

最初が肝心だと思います。そして、痛みを“年のせい”だと“あきらめない”ことです。

今思えば、最初に骨折した時に、入院してきっちり治療をしていれば良かったのではないかと思います。病気の怖さを知らなかったので、安静と言われても動ける範囲でさらしを巻いただけで動いていました。

“痛み”の怖さと“動く”ことの大切さを知った今、適切な時期に適切な治療を受けることが、より一層大切だと思うようになりました。それにはまず、病気や治療の選択肢について“知る”ことが大切だと思います。

痛みが続いている方には、まず1日も早く医師を訪問して、きちっとした診断を受けることをお勧めします。これが、元の生活に戻る第一歩だと思います。70歳でも、80歳でも、元気であれば人生をエンジョイ出来ると思います。


 

※ 個人の感想です。効果には個人差があります。

 

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